ゆかごろー's note

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祖母の命日

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6月29日。今日は3年前に亡くなった祖母の命日です。

私の母は昨日、祖母の大好きだった紫陽花を持って、お墓参りに行ってきたそうで。

毎年実家の庭一面に咲く紫陽花は、生前に祖母が植えたもので、亡くなった今も咲き続けています。

 

大好きな紫陽花の咲く時期に亡くなるなんて。

なんだか都合が良いというか…

まるで庭に咲いた紫陽花を毎年お供えしてもらうために、亡くなったのではないかと思ってしまいます。

 

いつも明るくて、余計なくらい世話焼きで、ちょっと自分勝手な祖母だったので、何となくそんな気がするのです。

 

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そんな祖母が、今朝私の夢に現れたのは、今日が祖母の命日だったからでしょうか。

 

夢に出てきた祖母の姿は、ぼんやりしか覚えてなくて、何を話していたのかも忘れてしまいましたが、祖母はとても満足そうで、にこやかな顔をしていました。

 

母から大好きな紫陽花をお供えしてもらって、嬉しかったのかもしれません。

 

 

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私が高校生の時、祖母は認知症になりました。

認知症だった祖母と一緒に住んでいた頃は正直すごく大変でした。

何回も同じ話をするし、目を離すと1人でどこかへ外出してしまいそうでした。

私は反抗期だったこともあり、度重なる祖母へのイライラが募り、ひどい言葉をかけてしまう時もありました。

今そのことはとても後悔しています。

 

 

高校を卒業して、私は東京へ上京してしまったため、祖母と会う機会は少なくなりました。

唯一会う機会は、実家に帰省した時。

帰る度に、祖母の中の''私という存在の記憶''を確かめていました。

 

 

私のことが誰だかよくわからないくせに「おー!」と言って、帰省してきた私を迎えてくれる祖母の姿に、毎回心がギュッとなりました。

 

 

それから認知症の症状が重くなり、3年前の6月29日に祖母は亡くなりました。私は20歳でした。

最後に元気だった姿を見たのは、ちょうど私の成人式の日。

亡くなったのは、この日からほんの5ヶ月後でした。

初めて体験した、自分の家族のお葬式。

悲しくて涙がどんどん溢れて止まりませんでした。

 

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たまたま今日夢に出てきて、祖母は私に何を伝えたかったのかはわかりません。

 

このことを母に報告したら、

母は毎朝祖母の仏壇の前で「実家を出て離れて暮らしている私を見守ってください」と話しかけていると言いました。

 

 

それを聞いた私は、毎日何事もなく健康で幸せに暮らせるのは、きっと祖母が見守ってくれているおかげなのだなと思いました。

 

 

 

このブログは、天国の祖母に向けて。

いつもありがとうございます。

これからも、どうかお元気で。