好きなことをして生きる -人生で1番大事なこと-
人生で1番大事なのは「お金」だと思ってました。
「お金」を稼がないと何も出来ないし生きていけない。
好きな物を買えるし、美味しい物を食べれる。
それは全て幸せに繋がる。
「お金がある=幸せになれる」
確かにそれは何も間違っていません。
でも私が最近思ったことは、
「人生で1番大事なのは、好きなことをして生きることなのではないか」
お金は2番目に大事ということです。
タレントの出川哲朗さんが、ある時テレビでこう言っていました。
「好きなことを仕事にして、飯を食っていけることが、1番幸せな事だよ」
その頃の私はその言葉を聞いて、ただ印象に残るだけでした。
今になってその言葉を思い出すと、ズシンと胸に響くものがあります。
私は音楽を続けるために就職をしませんでした。
音楽だけでは生活出来ず、飲食店のアルバイトをたくさん入れて「お金を稼ぐこと」だけに必死になっていた私は、果たして本当に幸せだったのか。
その頃はとにかく、就職した同年代の子たちと同じくらいお金を稼ぎたいと思っていました。
「お金に余裕のある生活」をすることだけ考え、無理をして、体を壊して、ある時は音楽さえ本当に好きかわからなくなっていました。
確かにある程度お金が無いと、「好きなこと」を続けることは出来ないかもしれません。
だから人生にはある程度、「お金を貯めなければいけない期間」が必要です。
でもある程度貯め続けるだけの生活に、いつかちゃんと「本当にそれで今自分は幸せか」と、
何かが壊れる前にしっかり自分と向き合うべきです。
もちろん、これは当たり前のことですが、
「その人にとっての幸せ」は一人一人違います。
家族と生活していくことが幸せだったり、趣味をしている時間が幸せだったり、
その幸せのためだったら、仕事が好きじゃないことでも耐えられるという人もいます。
それは決して間違いではありません。
みんな自分の「幸せ」のために生きればいいと思います。
ただ、あくまで私が私にとって1番大事だと思ったことは、「好きなことをして生きること」でした。
最初はお金が無くても、ゆくゆくは「好きなこと」だけで、趣味にお金を使えたり、家族を養えたり、一般的な生活が送れるようになったら、
そんな幸せなことはないなと思います。
いつだって自分の人生を豊かにしたい。
その「豊かさ」は、全てお金が無いと出来ないことではないのだなと。
お金が無くて節約しながらでも、大切な人と一緒に暮らせるだけで、十分豊かだと言う人もいます。
何度も言いますが、お金があることは大事なことの1つです。将来家庭を持つ夢がある人は、お金を稼ぐ必要があります。
ですが、
お金を稼ぐだけの生活に囚われず、
自分の好きなことをして生きる人生も、
案外悪くないかもしれません。