「作品」に宿るもの
世の中には、''作品''が溢れていますね。
書籍、映画、絵画、機械、建物…
そこら中に、たくさん、たくさん溢れています。
人が心を込めて作った作品には、
その人の魂が宿ると思っています。
私はその作品を見て、
作り手の思いや人柄、センスなど。
その作品から感じる全てのものを感じ取ることが好きです。
作り手はその作品を作るまでに、
一体どんなものに影響を受けて、
過去にどんなことを経験したのか。
そんな風に考えて調べてみると、
その作品を、そして作り手の人物自身を、
より深く見つめることが出来ます。
また、作り手の思いと自分の感情をリンクさせて、深く共感することも出来ます。
わたしは「音楽」という作品を作る人間です。
ピアノという手段を用いて、
自分の心の中を表現するために、
音楽を作っています。
なので、私の作る作品はいつも、
「私の心の中そのもの」です。
もともと私は言葉を使って話しながら、
人に何かを伝えるのが苦手なので、
「音楽」を作ることによって、
聴く人に、ありのままの私を理解して欲しいと思っています。
音楽を作ることは、私の思いを伝える1つの「方法」でもあります。
たまに作った音楽を褒められると、
私自身を褒められたような気持ちになります。
私の作った音楽は、私そのものなので。
自分の作った作品が、
いつも誰かのそばに寄り添えますように。
誰かの心に残る作品を作ることが、
私にとって人生の課題です。