絵画にも感動できるような心の余裕
「心に余裕が欲しい」
そう思った時がありました。
ある時、仕事先に忘れ物をして、
ただそれを取りに行っただけなのに、
「そういえば、誕生日だったんでしょ?」
そう言って、包装紙でしっかりとラッピングされた甘いお菓子をくださった方がいました。
その方は、普段あまり関わることのない、
歳の離れた方でした。
お店で購入したものをラッピングしてもらうには、
選ぶ時間も加えて、少し時間が必要ですよね。
その上、今まで相当仲の良い人か、お世話になった人にしか、私は誕生日プレゼントなんてあげたことがありませんでした。
私はその人の行動に、つい感動してしまいました。
その当時、時間にもお金にも余裕がなかった私は、
「まずはそうやって行動しようと思えるような、
''心に余裕のある大人''になろう。」
そう思いました。
そして時は過ぎ…
最近私はこんな言葉に出会いました。
'' 絵画にも感動できるような心の余裕を作る ''
私は不思議と、この言葉に物凄く納得してしまいました。
絵画だけではなくて、
道端に咲いてる花とか、
空の綺麗さだとか…
普段、私たちが忙しい毎日の中で見落としがちなもの。
それらに感動できるということはつまり、
心に余裕があることだと。
この言葉は私に、
「心に余裕がある」とはどういうことなのか、
非常にわかりやすく教えてくれました。
言葉って、普段話す時もそうですが、具体的なものをわかりやすく提示されることによって、より理解が深まりますし、ハッとさせられることがありますよね。
今思うと、
以前私に突然誕生日プレゼントをくれたあの人も、
そんな風に普段から、
絵画にも感動できるような心の持ち主だったのではないかと思います。
もちろん、心の余裕だけじゃなくて、
時間にもお金にも、何に対しても、
「余裕」を持つこと。
それは私にとって、最大のテーマです。